マニラ娘純情。Manila Photo Virgin. "好きですマニラ manila love..." White edition
人伝えに「あの店は美味い」と聞いて訪ねた店に再度訪問。

「チヂミ ダラワ」

『そんなのメニューに無いよ』の視線が返って来たので、前回オモニに頼んで造ってもらった旨を伝えると、奥の方に行って「大丈夫だ」とのこと。ただただそれを食べるために来たのですから、『チヂミ』が出てくるまでの待つ時間が、実際以上に長く長〜く感じられたのです。

そして出て来たものが前回と違って、何とも貧相で『不味い』のです。
上品とケチ・貧相な盛りつけとは、全く違うものです。

韓国料理というのには『オモニの手の味』と言うのがあって、材料やレシピだけでは語れない味付けがあります。
食べてくれる人の顔を思い浮かべながら、喜んでもらいたいための想いや愛情が、味に付けくわえられていくわけです。

日本なら『おふくろの味』と言ったところでしょうか?

日本でも土地とちにそれぞれの料理があるように、朝鮮半島でも発酵保存食を得意とする北朝鮮・韓国北部の料理から、全羅道、済州島の海鮮料理まで多岐にわたります。地産風土がフードをつくるのです。





娘たちの暮らす、リバーサイドマンション街



いままでフィリピンの朝鮮料理店で『チヂミ』が美味かったのは、アンヘレスのフレンドシップゲート前300mの韓国料理店で食した『チヂミ』です。
それはこれと言って代わり映えの無い『ネギチヂミ』なんですけど、ネギいっぱいで美味いんです。もちろんそれ以外のメニューも美味しいですよ。しかも安いのです。10数種類の箸休めは無料ですしね。

それに反してマニラでは、この誰でも朝鮮民族なら造れそうな『ネギチヂミ』の、美味い奴に遭遇したことが無いのです。
パサイのアトリュームホテル・ブェンディア近くのコリアンタウンでも、マラテの韓国料理店でも、何故か不味いのです。

ひょっとするとこのチヂミも、韓国の出身地によって美味いのが造れたり、造れなかったりするのかもしれません。

「この店はいったい何が安定して美味いんだろう?焼肉もスライサーで冷凍肉をカット。厚さは薄いので、すぐ焼けるでしょうが、焼目で肉汁を閉じ込める前に、肉汁がすぐに流れ出すことでしょう。食材や調理道具を見ただけで、美味い不味いの見当はつくものです。」





「そりゃ〜 お前が美味い『お好み焼き』を知らんだけだ!」と言われるかも知りませんが、私は『お好み焼き』より『チヂミ』が好きでして、美味いチヂミとキリキリに冷えたビールもしくは、ジンロ割りのホッピーモドキがあれば、食事はこれだけで大満足。カリカリもっちりに、ネギといかゲソ。ごま油が適度の風味をあたてくれます。


フィリピン人は野菜を食べないという話を耳にします。
そんなことのにことは彼女たちを見ていると、すぐに判ります。
先月ネモトで飯を食ったとき、彼女たちがキムチをおかわりすること5回。皮を削いてもらっただけのキュウリの野菜スティックが、これまた何度もおかわりなのです。

味付けはフィリピン流で、女将がこさえた『手造りの旨味噌』ではなくて、スカにシリを加えたものに、付けて頬張っては喜んで食べていました。「あのキュウリ1本いくらについたのだろう?」


スカとシリで野菜を食して喜んでくれるのなら、フィリピンの人々は汎用の酢と油にシリを加えたドレッシングで、野菜を食べてくれるということなわけです。


日本の子供たちも生野菜を、喜んでは食べてくれません。
ところが生野菜のサラダの上に、焼きたてのハンバーグをのせて、焼き汁で造った熱々のソースをかけて、目玉焼きでも載せてやると、野菜丸ごと食べるのです。

以前JAL機内誌に、昭和40年代にレタスが店頭に並び始めたころ、食卓に出したところ「亭主に草を食べさせる気か!」と怒ってちゃぶ台返しで、レタスが宙を舞った話が掲載されていましたが、それまで生野菜を食べる習慣のなかった日本の食卓の光景としては、うなづくところがあるものです。

野菜は調理法で旨味を増せば、食感も変わるものです。
提供の仕方を変えるだけで、喜んで食べてくれるものなんですよね。





マンション3階フロアーから、様子見のオーナー婦人が
慌てて2階フロアーに下りて行くところを撮影。
家賃月額1000ペソ。電気代は裸結線で無料。意外なほど
家電製品が所狭しと並べられている。ただしエアコンは無い



料理の横の刻んだキャベツは、添え物でもなければ決めごとでも、ボリュームを誤摩化すための「上げ底」でもありません。もののはじめは昭和40年前後の、栄養バランスと目でも食事を楽しんでもらう、調理と健康志向の融合だったのでしょう?
いずれにしても、生野菜の脇役たちも『草を盛りつける』のとは違った調理の一手間が加わることで、喜んで食べてももらえるものです。

お客様に喜んでもらうことも、子や親や愛するひとに食べてもらうことも、料理をつくる楽しみの一つです。
脇役野菜の残されない工夫。タイの屋台料理はワンプレート、ワンボウル一品料理ですから、主役も脇役もなく一体感の一つの料理。調理人の腕とスタンスが問われます。

ネモトのハムサラダも、彼女たち喜んでいたな。


そんなわけで次回渡航の準備は、鍋造りから………。

「ハァ〜?」

表はステーキ・焼肉に最適なプレートですが、裏返すとチヂミや鍋物が出来るように鍋の裏底をテカテカ鏡状に研磨加工しています。その加工作業の金属音が五月蝿いのです。
適当な大きさでかつ軽量。そして簡易な旅行用バーナー上でも安定していなければいけません。 ね。調理道具ってそう簡単じゃないのです。

チヂミパーティーの準備は、出発までには万全でしょう。
はたして、リバーサイドマンション3Fの娘たちが喜んでくれるやら?です。


別に日本料理じゃなくとも、高級なステーキハウスでなくとも、喜んでくれる彼女たち。

「それは普段メシを喰ってないからだ!」

「いいえ部屋には電気炊飯器もありますよ。なんせリバーサイドマンションは、電気代フリーなのです。」

私のマニラ滞在生活。日本に居る時の日常とマニラの滞在の日常に、大きな違いはありません。
メシの喰い方も人との接し方も、違いが無いから継続できる。長年続けて来た自分流が一番。そして日本より良いのは、大勢の若い娘や子供たちと一緒に食事がとれることです。
もう日本の家庭では味わえないんですよね。寺内貫太郎一家のような大家族。








コメント
この記事へのコメント
SMです。
SMの複数の店舗のグリルパンを売ってるコーナーで扱っています。
価格的にも500ペソ程度ですし、薄くて軽いので持ち帰るのも煩わしくないと思います。

見かけは重厚ですがアルミ製で、表面に日本の耐熱塗料メーカーの塗料の、焼き付け塗装処理が行なわれています。業務用厨房機器に使われているの同じものです。

同じ塗料を買って焼き付けてもらえば裏面もかっこ良くできるのですが、鏡上に研磨すれば、十分問題なく使えるでしょう。

加工は手作りに近いもので、取手とグリルの波の周辺に出来不出来がありますので、よく確かめて買い求めてください。

裏返して鍋として使うには浅いので、長ネギを2cmくらいに揃えて小口切りしたものを、並べて煮るとすき焼きもいけますね。

何か楽しいメニューがありましたら、お知らせください。
鍋を囲んだ楽しいひと時を、お迎えください。




2008/08/18(月) 00:47 | URL | SANTA #-[ 編集]
グリル鍋
何時も楽しく、為になるプログを拝見しております。教えていただきたいのですが、この記事のグリル鍋をどこで購入されたのでしょうか?私も 購入したいと思いましてメールをお送りしました。(日本国内では見つかりませんでした) 
2008/08/17(日) 15:35 | URL | 山本 宣正 #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://lovesanta.blog25.fc2.com/tb.php/1143-9a77db7b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック