


日本の近所の出前主体の料理店の店主が、他の食堂に度々来ているのです。
他店の動きの様子見と、自らの引き際の時期の判断のためでしょう。
「俺はサラリーマンをやっていたから、年金が出てるんだ」
「あと2年でかみさんも、年金資格がつく」
そういうこの店主の店は、相当数の従業員を抱えて、出前8割で営業を進めて来たのです。
ここ数年で、得意客としてしてきた事業所が、支店、営業所の廃止統合で、減少してきました。
店に来ていた学生も、少子化と使えるこずかいの額で減っています。
私もこの店には、食べに行きます。
安い割に量が多いのす。
量こそ年齢とともに欲さなくなりましたが、メインの料理に、魚、肉(ハム、ソーセージ)卵料理、総菜数点、野菜がっつり、デザートとしての果物とバランスが良くて、これが一安心を与えてくれるのです。
出前の弁当では、これにみそ汁がついて500円そこそこ。
店舗内で食べれば、30cmの大皿におかずてんこ盛り、ごはん大盛り、みそ汁、沢庵ですからね。
経費をギリギリまで下げていますから、出前の容器は回収に行きます。
冬でもスーパーカブでした。
冬タイヤがスパイク禁止になって、転倒したことを機会に軽自動車にかわりました。
売り上げが下がったからと言って、店舗を改装することも無く、宣伝を打つことも無く、静かに静かに従業員を減らして、スーパーで500円で売っていた弁当が、今は250円で販売の状況の最中で、廃業の機会をうかがいます。
『どこも同じことを考えているんだな』
同じような年齢の、同じような生活環境の同業異種の人々。
この今居る店も、営業時間を今年に入って、開店から午後3時に変えていました。
ここ数年でみんな廃業していく。そんな準備を歩んでいます。
売れなくなったからと言って、新しい販売法や新商品を検討するのではなく、年金受給をゴールとして、これを機会にスローダウンしている。
家も土地もあり、子供たちも成長しました。生活資金が確保できれば、高望み無く望みは健康な生活。
そんなことが日本のあちこちで起きてる。起きていくんでしょうね?
「おっちゃん。やめたらイカンで。俺たち困るから………………」
「コンビニも牛丼もあるでしょう?」
フィリピンに移り住んだ人々は、若いですよね。
時間を忘れたかのようでもあります。
季節の変化も少ないでしょうから、時の流れを映すのは、子供たちの成長みたいな対象とする人の変化でしょうかね?
フィリピンの特徴は、労働賃金の低さ、労働力商品の安さです。
安さに見合う労働の質。
近年、フィリピンに月収2万ペソで働くことを約束した、若き日本からの渡航者も増えていると聞きます。
「なんで?」でしょうが、日本では労使の求めるものが、互いに折り合いがつかないのでしょう?
商品の価格は、その商品を造る(売る)のに掛かる時間。
時間の価値も安い国。長く生きないと見合わないですよね。



























